お盆前に冠婚葬祭用の真珠ネックレスを点検して下さい。糸が伸びていたり、くすんでいたら早めにメンテナンスに出しましょう!
先日ご来店のお客様。近々使おうと思い、冠婚葬祭用の真珠ネックレスを出して見ると・・・全体的に粉を吹いたようにくすんでいるではないですか!
更に糸も伸びて切れそうになっています。そこでクリーニングと糸換えのご相談でした。
クリーニングにも段階があり、真珠層を一枚剥がすようなクリーニングになると10日程度必要になります。
今回はすぐに使いたいという事でしたので、1日お預かりして店頭で出来るクリーニングを試してみました。
ジュエリークリーニング用の研磨剤が入ったクロスで1玉ずつ丁寧に磨き上げ、パール専用のクリーニング液で仕上げると・・・
上手く行きました!
くすんでいた原因は恐らく、前回のご使用時に汗をかいていたか、ファンデーションが付いたまま仕舞っていたのだと思います。
これは皆さんがよくやってしまう事です。実は真珠表面は炭酸カルシウム(私たちの歯と一緒)で出来ています。そのため汗の中に含まれるアンモニアや、化粧品に含まれる成分で変色したり傷んだりします。
これを防ぐためにはご使用後に必ず、柔らかい布などで1玉ずつ丁寧に汗などを拭き取ってから仕舞う事です。
ただ、玉と玉の間は上手く拭き取る事が出来ないので、ニシジマでは前述のパール専用クリーニング液を販売しています。
これには専用のブラシが付いていますので、玉と玉の間も磨く事が出来ます。大切にしている真珠であれば、これを使ってご家庭でメンテナンスされる事をオススメします。
今回はお急ぎだったので糸換えまでは出来ませんでしたが、ご使用後にお持ち頂く事になりました。
冠婚葬祭用の真珠ネックレスは仕舞い込んでいて、普段見る事は無いと思います。ただ、このようにメンテナンスが必要な場合がありますので、時々・・・特にお盆が近付くこの時期には箱を一度開けて、糸が伸びていないか?変色していないか?留め具はちゃんと留まるか?などをチェックして下さい。
メンテナンスが必要な場合は1~2週間余裕を持って、お持ち下さい。今回のように1日で出来るメンテナンスの方が少ないです。
ジュエリーの事で何かご相談があれば、創業大正10年、佐伯で最初の宝石時計店ニシジマへ!
九州で唯一「GIA・GG(米国宝石学協会公認鑑定士)」と「NHK文化センター宝石の品質の見分け方教室講師」のW有資格者である三代目オーナー「たかのり」でした!
#佐伯 #宝石 #真珠パールネックレス #真珠の糸換え #真珠クリーニング
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。
- トラックバック URL
この投稿へのコメント